サーモグラフィがやってきた
いわゆる,開封記事.
前回までに,サーモグラフィの選定をしたわけですが.
FLIR i3,結局 Amazonのマーケットプレイスで購入した(ソフトポーチに釣られた)
わたしが買ったのはマックアイさんからでした.
正規代理店だそうです.
購入前に調べた所,地図サイトによっては該当番地なし,と近くのJRCの敷地にポイントしたり,
薬局なんでは,と返ってきたりと大変アレでしたが,地図のほうがアレだっただけでちゃんと品物は届きました.
今は直接amazon出品や機械工具のラプラスさんのマーケットプレイスのほうが安いみたいですね
さて,輸送ダンボール.側面バーコードは品番やシリアルナンバーなど.
EUマークが有る.メイドさんはえーうーにもいます(違
ぱかり.
オマケのソフトポーチさんがいました.
写っていないがダンボール緩衝材が追加してあったので,代理店さんでオマケ封入作業してるのかな,と.
ハードケース.
ペリカンぽいがペリカンではない気がする.
自動気圧調整弁ではなく,手動ネジによるもの.
普段から緩めておくと水が入るので,高度差のあるときだけ緩めればいいんでしょうか.
「2mから落としても壊れない!」を売りにしておいて車で轢いても壊れなさそうな箱に入れるのは釈然としないが.
それが,測定器として売る,ということらしいです.
もっとカジュアルに売ってもいいと思うのだけれど.
ケースを開けたところ.
順に書類をとり出していこうと思う.
延長保証プログラム.
ただ,只今絶賛値下がり中なようなので(買った1週間後に,更に5000円分のキャッシュバックが始まったorz),
10年後に素子を保証してもらう価値が残存しているかといわれると微妙.
なお,保証規定によると,譲渡すると無効になるとの記載あり.
中古や並行輸入品を購入する際はその辺覚悟してからのほうが良いでしょう.
校正証明書
製造地?(エストニア)と輸送後の日本での2回検査している.
検査後3ヶ月ぐらい倉庫にいたようだ.
日本語の検査証の裏が保証書になっている.
おっちゃん社長のコメント
買ってくれてありがとー,フィードバックがあればこのアドレスにしてね!
と,社長のと思しきアドレスが記載されてるところが,なんとも西洋的.
オプション類のご紹介パンフ
追加の解析ソフトとか,接続ケーブルとか.
ネット上にドキュメントがあるよとか.
保守契約や使い方講座の案内
日本語版はネットにあるそうです.
電源入れるまでのクイックスタートガイド.多国語対応.
日本語ページもある.ただし,5ページだけ.
注意事項.多国語対応.日本語は2ページ.
iOSアプリの紹介.
定期的に更新するために,パソコンで焼いてレーベルはプリンタで印刷してあるタイプ.
FLIR,代理店のどの時点で封入されたかは不明.
残念ながら,すぐに動作する光学ドライブがなかったので,全部ネットからダウンロードしましたが..
ソフトポーチのストラップ.こんな所にいた
USBケーブル.ごくふつーのA-miniBです.
ACアダプタ.ぞろぞろ出てくるのは各国プラグ対応用.
好きなのをはめ込んで使う.プラグはEIAJ.
まあ,ありがちな中華5Vスイッチング電源です.
メモリーカード.pq1のmicroSD,2GB.
本体.
ゴムとプラで出来ている.ガワは耐衝撃のために中身より大きく作ってあるような気がする.
持った感じは,カシオの落としても壊れない目覚まし時計にとてもよく似ている.
マニュアルみるとバッテリの入れ方から書いてあるが,もう装着された状態だった.
レンズ開口部,手動のレンズバリアがある.
レンズバリアを開いたところ.反射防止コーティングされたGeレンズらしい.
取説には,レンズは99.5%のイソプロピルアルコールか,60%以上のIPAを含むレンズクリーニング液を使えと指示されていた.
コーティングがそれほど水に強くないのかもしれない.
それはそうと,このレンズ,凹んでいるようにみえるのだが.一体,どうなっている?
カードを準備.miniSDアダプタを使う.SDだったらEye-fiが使えるのにな..
持ち手右側のカバーをめくって,写真の向きでスロットに.
手動のレンズバリアを開けて,右下,電源ボタンを押して,起動.
初期起動時はそれなりに時間がかかる.
熱画像が出るまでに15秒程度,記録可能になるまでに25秒程度必要.
ただ,一旦起動してしまうと,電源を切っても数時間は勝手にスリープモードになるので,数秒で撮影できるようになる.
撮影前にとりあえず起動を済ませておくとよい.
バッテリーがほぼカラで怒られたので外部電源を用意する.
電源ジャックも持ち手右側面.
電源接続後,動作したまま充電が開始された.
これを確認しておきたかった.というのも,充電しながら動作可能なら,
スマートフォン用のモバイルバッテリーで動かすことができるから(FLIRでは純正電源でのみ充電しろと言ってるが).
動作中,不定期にメカニカルシャッターが作動する音とともに「キャリブレーション中」と表示される.
これは,素子に外来の赤外線を照射しない状態で,各素子のバランスをとるための作業と思われる.
どうも,素子の温度が変化した(起動後すぐ,部屋から外に出たなど)時には頻度が上がるようだ.
設定メニュー.
どこかで見たことがある画面と思ってたが,FLIRからファームウェアをダウンロードしたらわかった.
これ,Windows CEで動いてる.
時間はだいたい合っていたが,しつこく秒単位で合わせ直した.
カラーマップはグレースケール,アイアン,レインボーから選べる.
レインボーは,NHKでよくみるサーモグラフィと同じ.アイアンのほうがずっとみてて疲れないような気がする.
撮影した静止画は,あとでソフトウェアでマップ変更ができるので,好きなのを使えばいい.
撮影は,対象を画面に入れて,持ち手のトリガを引くだけ.
トリガ時のスクリーンショットをとる形になるので,デジカメと比べても簡単.
撮影した熱画像は,どうやらjpgのスクリーンショットに追加データとして生データと撮影情報を格納したものらしい.
「FLIR Tools」や「FLIR QuickReport」といった専用ソフトウェアを使えば,
ロゴマークで隠れているところを含む任意の箇所の温度の表示や,測定レンジの調整ができる.
記念すべき2ショット目(1ショット目はレンズバリア閉まってる時に不注意でトリガ引いてしまった)
今回の撮影に使った一眼レフ.
240*240pixelになっているので,縦横4倍ずつ補間を掛けてるっぽい.
スポットメータの表示は下位機種のFLIR i3では中心固定.
測定器としての最大性能を発揮するには,スポットメータの○部分が均一な温度になっていることが必要とのこと.
後でソフトウェア解析するときは計測位置は動かせ,その時の温度はスポット点の周囲9画素から計算してくれる.