ノーチラスヘッドホンつくってみた
マイコン炊飯器に続いてまたしても出オチである.
だって,完成予想図が面白そうなのしか実際に製作してないから..
いわゆるノーチラススピーカーというものが世の中にはあるそうで,
ヘッドホンにしてみたら面白いんじゃないかなーと思ったので,
ついうっかり作ってしまった.
構想半日,作業1日.
マイコン炊飯器も大して時間は掛けなかったが,
群を抜いてトップスピード.
作ってみたくなったので,まず,あわれな改造用ヘッドホン(3000円)を買ってきた.
選定理由は,密閉型,値段,比較する必要ができた時のために複数手に入りやすいこと.
それから,パッケージに内部構造のイラストがあって分解の目安があったこと.
ぐるぐるは自分で作ろうとしたら想像以上に難しかったので,
今回はthingiversでCC-BY-SAライセンスのもと公開されていた
https://www.thingiverse.com/thing:354603?ref=makexyz
を利用させていただいた.
モデル製作者はAPUCさんとなっているので,ここにクレジットする.
ここにfusion360を使って,90度折り曲げノズルをモデリングしくっつけた.
それから,ヘッドホンのドライバユニットのサイズに合わせて適当にサイズを変更した.
ライセンス条件に基づき,同じライセンスCC-BY-SA3.0のもとにファイルを公開する.
STLファイルはページ最下部にある.
これを3Dプリントする.
手元に適当なプリンタがあればそれでやればよいが,
無いし,まあ面倒そうな形状だったのでプリントサービスに投げた.
すると,「このままだと中のサポートが取れない」という注意がきたので,
モデルを半分に割って,再依頼した.
モデルの分割には,Windows10標準の3D Builderを利用した.
到着した部品が写真のもの.
これをもとのモデルの通りにくっつける.
接着にはUVレジンとUV LEDライトの強力なのを使用した.
UVレジンは任意の瞬間に固められる瞬間接着剤として便利である.
ヘッドホン側は,ハウジングを取り外して,
ホールソーで隔壁をぶち抜いた.
ヘッドホンと部品の接合もUVレジンで.
何回かに分けて固めながら盛っていくと穴埋めや補強もできる.
できた.
異様にでかいが,空っぽのプラスチックなのでそんなに重くはない.
肝心の音質は,,まああまり評価できる耳は持っていないが,
安い密閉型にありがちなこもった感じの音ではない.
1~2万円くらいのヘッドホンとなら戦える気がする.
装着時の見た目は羊にでもなったようだが,
お外に着けていくのでなければ別にいいんじゃないかと.