LinuxCNC日本語化パッチの配布

これまで、www.shimalith.netでは一部日本語化したLinuxCNCのisoイメージを配布してきましたが、
・ISOイメージで更新に追いついていくには無理がある
・公式環境がdebianになって以降、カスタムイメージの作成方法がよくわからなくなった
などのことから、数年放置していました。

配布形態から考え直した結果、
・日本語化パッチファイル
・パッチの当て方の記事の配布
という形で再開しました。

なお、公式のコードに翻訳ファイルを取り込んでもらう方法もあるにはあるのですが、
「日本語OSでソフトは英語で使用したい」という方が一定以上いそうな気がするので、
当面パッチという方法で進行します。


よく使うAXIS UIを中心として日本語化してありますが,
まだまだ未翻訳のところがあります.
公式版の日本語よりはマシだと思います


・日本語化パッチファイル(linuxcnc.mo)

linuxcnc-ja_20230507.mo
copy_lang_file_20230507.sh

linuxcnc-ja_20230601.mo
copy_lang_file_20230601.sh

バージョン2.9.0のメッセージファイルをもとにしていますが、
それ以前/以降のバージョンでも同一のメッセージのところは翻訳されると思います


・導入方法

1.LinuxCNCの入っているコンピュータにパッチファイルをダウンロードする

2.元々のLinuxcnc.moファイルをリネームして保管する

3.対象のフォルダに.moファイルをコピーする
が実行できればまあどんなやり方でもよいのですが。


A.供給するスクリプトファイルを実行する
同じフォルダにセットで.moファイルと.shファイルをダウンロードし、terminalを開いて,
sh ./(copy_lang_file_日付のフルパス).sh
で,B.と同等のコマンドが実行されます.

B.代替の方法:

1.ダウンロードした.moファイルの名前をlinuxcnc.moに変更します
以下、/home/ユーザ名/download/linuxcnc.moとなっているとして進めますが、
ファイルを置いた場所が違う場合は適宜読み替えてください。

2.3.terminalを開いて、ファイルが置いてあるところに移動します。
cd  /home/ユーザ名/Download

元ファイルをバックアップしつつコピーしますが、
送り先フォルダが通常ユーザ権限では編集できないので、sudoコマンドで実行します。
sudo cp -b  linuxcnc.mo /usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/linuxcnc.mo