シーリングスタンプの
ヘッドを自作する

シーリングスタンプのためのヘッドを作った。

一般にシーリングスタンプのヘッドは真鍮材をCNCフライスなどで切削して作る。
だが待ってほしい。

パラフィンはせいぜい60-100℃で十分に溶ける。
そんな高級な金属ヘッドが必要だろうか?

ということで今回作成したのが下の樹脂製ヘッドである。
3Dプリンタで作った。
しかも、材質は耐熱性に乏しいPLA+である。

どうせ熱と力が同時にかかるわけではないので何の問題もない。

パラフィン(ろう)をろうそくで溶かす。

とりあえずシーリングスタンプキットの金属ヘッドで練習してみた。

樹脂ヘッドに切り替える。

樹脂だと放熱性が若干足りないので、ヘッドを冷やしておき、
スタンプ後は固まるのを待ってからはがす。

ヘッドのモデリングは手抜きをしていつものシマリス3Dモデルを投影して作ったので細部が怪しいが、
これはちゃんと3Dプリンタの能力の範囲でモデリングすれば問題ない。

2024.11.21追記

3Dプリンタを新しくした(QIDI TECH Q1 Pro)ので、再度やってみた。

変更点は、3Dプリンタ本体の変更、スタンプ直径(25mm → 30mm)
材質は今回もPLA。
1個20分以内でできる。
あと、プリンタを変えたらねじの出来が非常に良くなった。

紙にイラストを描いて、スマートフォンで写真にとり、PCに送信。
PC上でコントラストをいじって白と黒をはっきりさせてから、SVGファイル形式に変換
(オンライン変換サイトがある。どれが安全かはよくわからない。きっとAIの学習に供されていたりはしそう)。
Autodesk FusionにSVGをインポートして、スタンプ面で押し出ししてSTEPファイルでエクスポート、後はスライスソフトに任せる。

前回よりは良い出来。

何個か作らないと、ふちがかけたりマーブル具合が微妙になったりする。