虫の目レンズをつくる その5
虫の目レンズ.
当サイトではこれまで4種作ってきている.
思えば1号が最も画質が良かった.ただし,上下左右の反転しているファインダーをのぞきながら虫を追い回す必要があったため,
正立像に直すために行っていたのが2-4号となる.
プリズムを入れればソフトフォーカスになり,レンズを増やせば色収差が出る.
いまいちぱっとしない出来のため,試作数が増えた.
今回のものは収差もまあまあ少ない良い状態となった.
今回製作したものは上の写真のもの.
光学系は対物側から,M12の魚眼レンズ(1mmまたは1.8mm)-RMS金属顕微鏡用対物10x-接眼レンズ10x.
筐体は3Dプリンタで作った(PETG).
接眼レンズは筐体内部に搭載されている.
ほぼ,顕微鏡そのままの形で,人間がのぞく代わりにセンサで受光している.
参考に寸法も示すが,使用するレンズによって変わってくると思われる.
作例
太陽光下ならそこそこの写真が撮れるが,
M12レンズからの光をフルサイズセンサに拡大しているため,暗いのが欠点.
ただ,これはレンズで対処するよりも,α7S買ってしまってセンサ側で対処したほうがいいかもしれない
屋内撮影用にリングライトを増設した.
ただし,1/60で切るには,ISO8000が必要.