デジタル射的Ver.3プロジェクション的

前回まではこちらこちら

さて,バージョン3である.

動画のように,的が印刷物から投影に変更された.

これによって,射手がPC画面に目をやらなくても

当たった履歴がわかるようになった.

的センサが見ているのは近赤外線帯域なので,可視光ではどんなに明るかろうが印刷的だろうが関係ない.

投影にはSmart Beam Laserというモバイルレーザプロジェクタを使用しているが,

これはDLP方式でも全く問題ない.

最短投影距離が長すぎ的が大きくなりすぎるようであれば,

プロジェクタを近づけ焦点が合わないのは適宜マクロコンバージョンレンズを挿入すればよい.

的が動的に変更できるようになったことで,理論上はゲーム中に的を変更することができるようになった.

精密射撃だけでなく,複数の目標を狙うタイプに変更したり,的を浮動させたり,,

プログラム次第でよりゲーム性が増すものが作れるだろう.

(ただし理論上の話.現実にはプログラミングスキルが追い付かない.)

また,プロジェクタやwiiリモコンを増やすことで,正面だけでなく,多方向に向けて構えて打つことも可能だ(理論上は)

こういったことには,実際に弾が出ない光線銃のほうがやりやすさがある.


おしらせ:

Shimalithはシマ技!として,MakerFaireTokyo2018に出展します.

出展物はデジタル射的一式と,マクロ撮影用機材になります.

出展内容の紹介:

目に見えないビームを出すエアガンとwiiリモコンを使って,得点の出る的当て競技ができる仕組みを作りました.

サイレンサーが組み込めるエアガンにならどれにでも取り付けができ,

ショックで照準がぶれるちょっとリアルなゲームができます.競技結果はシールにプリントができます.

デモでは(ラベルの在庫の尽きるまでは)競技結果を印刷したシールをプレゼントします.