飲み水ボトルのビタミンCは酸化するか

部屋の掃除をしたら,
ずいぶん前の「毎日の科学」付録のビタミンC検出試薬が発掘されたので,
よく言われる「ボトルの水にビタミンCを添加しても飲み口の金属で酸化する」 
が本当かどうか確かめることにした. 

現在カプリッチオのボトルには50~100mg/350mlのビタミンCを 
週3回添加している. 
飲水量は,春秋は150ml/日程度で(実際には結構こぼしているが), 
半分は金属の飲み口や水道水中の塩素で酸化すると仮定していたので, 
10mg/日はペレット以外から摂取できるように,との目論見だった. 

人間の一日のVC所要量は50~200mg/日(ネット調べ)だそうなので, 
1kg当たりに直すと0.8~3mgか. 
Shimalithのモルモットへの過保護っぷりがうかがえる(笑 


実験は,マルカン ウォーターボトルフラット 350mlに,同120ml用 飲み口をつけたものを使用
(350ml用飲み口はウサギ用で,モルが飲むと盛大にこぼれるため). 
アスコルビン酸(ビタミンC元末)50~100mgのみ添加したものを2本つくり, 
1本は被験モルのカプリッチォに通常通り使わせる. 
もう1本は金属飲み口に水が触れるようにし,室温保管. 

1日後,2本ともVC検出. 

2日目,カプが飲んでいたボトルは検出できず.
ただし,その時点でほとんど空だったので,
・量が減り,ml当たりのVC減少量が相当増大している
・空気に触れる
状態.
保管ボトルからは検出.

…1日ごと検査をしましたが,中略.
7日目でも保管ボトルからは検出された.

…その後,面倒なので3日おきに試験したが,
だんだん反応が遅くなりながらも,14日後おカビ様にかもされるまで検出された.

今回の実験では,VCが検出できるか否か,という定性的な試験しかできないので,
検出されたとして,実際にどれだけ残存しているかは不明だが,
VC検出薬は野菜に含まれる程度のVC濃度までは検出ができるはずなので,
普通に飲ませているボトルでも,交換時まで飲みきらない程度の容量の容器なら,
1日後でも少なくとも野菜に含まれる程度のVCが残存しているといえる.
通常は半日~1日で水を交換しているはずなので,添加の効果は十分にあるはず.

また,保管ボトルでは延々検出され続けることから,
VC劣化は金属飲み口よりも,飲んだ分入ってくる空気との接触や雑菌の影響の方が大きいと思われる.
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