ベローズを使って撮影

相変わらずのマクロ撮影.

ついにベローズに手を出した.

もはや国産のベローズなどないので,いろいろ不満の出るという噂の中国製.

ちなみに,ソニーα用のベローズは国内ではおそらく手に入らないので,

中国のaliexpressかアメリカのamazon.comあたりから仕入れてくる必要がある.

届いたものはレールはガタがあり,送りねじにもガタがあり,固定ねじは締めづらい,

とまあどうやって決めた位置からベローズ長さを変えずに固定できるのか考えてしまうものではあった.

どうやって改修するかは検討中である.

また,買う前から気付いていたことだが,絞りを操作できるものが存在しない,

かつαレンズは絞り最小が自然な状態なので,まずまともに運用できない

(まあ,だからα用のベローズは国内で取り扱いがないのだろうが).

今回はボディ側のマウントがαならレンズ側は何でもいいという条件だったので購入した.

どうせマクロ撮影をするのなら,いつもの変換アダプターを使って,

α-M42-C-RMSマウントと変換しツールスコープ用対物レンズを付けるのだ.

ベローズに顕微鏡レンズを付けると,ベローズ長で倍率を連続的に可変できるようになる.

ベローズを伸ばすほど倍率が上がっていくので,被写体に合わせてベローズを伸ばし,

フォーカスリングなどというものは相変わらずないので,カメラを前後させて撮影する.

これまでレボルバ式ステップ倍率可変(倍率の飛びが大きすぎる),

ズームマイクロスコープの流用(めちゃくちゃ暗い)と変遷してきたが,

ベローズは被写体の大きさに応じてズームを変えられるのでだいぶ使い勝手が良い.

1倍のレンズだとおおよそズーム比が3くらいとれる.

ベローズのレールの関係上ワークディスタンスが長くとれないといけないため,

ツールスコープ用の1倍か2倍が良さげ.

ネジバナ.対物1倍で.トランスルーセントミラーにごみが乗っててその影が画面の真ん中に

対物2倍で.時期を少し過ぎているので花が痛んでいる

咲きかけのマリーゴールド.対物1倍

なぜか出てくるEL-NIKKOR 105mm.

これはM42マウントからL39マウントに変換するアダプターリングを付けることで搭載できる.

このレンズはこのセットアップで無限遠が出たが,引き延ばしレンズはよく言えば個性豊かなので,

例えば手元のレンズだとフジノンの75mmは無限遠でなかった

EL-NIKKOR105mm.アブラムシが吸うから花が痛むことが判明した

この2枚はおそらく絞りを変えて撮ったものと思われるが,

電子接点がないとExifに情報が残らないためなんかよくわからない