虫の目レンズをつくる

NHKの自然番組に虫の目レンズが出てくることがある.
近くの昆虫にピントが合っているのにも関わらず,風景も映るという特殊なレンズ.
(通常は近くにピントを合わせたら,遠くはぼやけてしまう)
今回はこれを作る.

まず,小径の焦点距離の短いレンズを買ってきた(焦点距離1mm,M12マウント).

どうやったら画像になりそうか,まずは試行錯誤した.
顕微鏡の接眼レンズを合わせてみたり,逆付けしたレンズを通したり.
いろいろやっているうちに,顕微鏡用のそこそこの倍率の対物レンズを合わせると見えそうだったので,その組み合わせで作ってみた.

顕微鏡レンズと先端レンズの接続には,3D CADでモデリングして3Dプリンタで出したアダプタを作った.
(最近はkingroonの3Dプリンタを使っている.片持ち構造で構造的に不安がある上に
値段も安いため地雷覚悟で購入したのに,なぜかまともに動いている.)

ポリカーボネートで出力したアダプタの上には,ねじをUVレジンを使って接着した.


アダプタを顕微鏡レンズ(10x)にはめて使う.


遮光は黒のマスキングテープを巻いて対処する.
こんなんになった.


カメラとは,当初はベローズを使って接続していたが,


先端のレンズと顕微鏡レンズのギャップ調整だけでピント調節できることが分かったので,
エクステンションチューブに取り換えた.


ピントは近距離から無限遠までほぼ同時に出る.
このシステムだと,残念ながら倒立像となるため,慣れるまではカメラを動かす方向を間違えるが,
撮れないことはない.


作例.



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